お知らせ
湯倉神社創建三百七十年記念奉賛会 趣意書
湯倉神社は承応三年(一六五四年)に創建され、大己貴神(おおなむちのかみ)、少彦名神(すくなひこなのかみ)を奉斎し、函館湯の川の地域に暮らす人々の「心の拠り所」として永きに亘り、氏子・崇敬者の信仰を集めると共に日本の伝統文化や伝統神事を継承して今日に至っております。
特に当社例祭において例年奉奏される「松前神楽」は、三百年以上に亘って保存継承され、平成三十年三月に国指定の重要無形民俗文化財に登録されました。道南地域の神社に関わる神事が伝統文化として再評価され、街の発展と相まって伝統に対する認識が深まっていることは喜ばしい限りであります。また、近年では氏子・崇敬者のみならず全国より「函館湯の川温泉」を訪れる観光客の皆様にもお参りいただく機会が増えており、大変に有難いことに境内も日々賑やかな状況となっております。
令和六年に、当社が創建三百七十年の佳節を迎えるにあたり、改めて今日まで神社を護持し神事を通して守り続けた先人達のご苦労と郷土に寄せられた真心にあらためて敬意を表し、常に湯の川の中心として、地域の人々の心を一つに集わせ崇敬を寄せられた湯倉神社の霊妙なる御神威を敬仰してやみません。
茲に、崇敬の念と志を共にする者相集い、湯倉神社創建三百七十年記念奉賛会を結成し、地域の伝統と文化を次世代に受け継ぐために多くの方々にご理解とご賛同を賜りましたことに厚くお礼申し上げますとともに、来る令和六年秋に奉仕されます記念大祭の厳修、記念事業の完工に格別のご指導とご支援をいただき、真心のこもった御浄財をお寄せ下さいますよう、宜しくお願い申し上げます。
令和六年佳辰
湯倉神社創建三百七十年記念奉賛会 会長 戸沼淳
湯倉神社 宮司 伊部宗博
氏子崇敬者 各位
◎記念事業計画概要
一、参拝者専用トイレ・倉庫新築工事事業
近年、一年を通して参拝者が増加している事に伴い、境内の参拝者用トイレの設置が数年来の課題となっていました。この度の記念事業の一つとして、ご参拝の皆様が快適にお参り出来るようなトイレ(男性用・女性用・バリアフリー対応)を設置することになりました。
また、老朽化著しく使い勝手が不便であった従来の倉庫を取り壊し、利便性の高い機能を備えた倉庫を、トイレと併設させて建設することと致します。
二、石玉垣建立事業
境内整備事業と致しまして、老朽化が著しいセメント製の現在の玉垣を撤去し、新たに白御影石を使用した石玉垣を建立します。石柱には、ご奉納頂いた方(個人、会社)の末代までの家運・社運隆昌を祈念して御芳名を彫り刻みさせていただきます。
三、記念大祭及び記念事業の斎行
記念大祭の斎行、並びに氏子崇敬者の皆様に楽しんでいただけるような神賑行事の実施。
◎募財について
一、創建三百七十年祭奉賛金
一口 二千円直接神社にお持ちいただくか、ご連絡頂けましたらご自宅及び会社までお伺いいたします。
二、石玉垣の奉納について
親柱 二十万円・子柱 五万円
※石柱建立の場所につきましては記念奉賛会にご一任願います。
※石玉垣の奉納につきましては、募集数に達したため、受付を終了させていただきました。
心温まる御奉賛を賜り、誠に有難うございました。
◎奉賛者接遇
社務所内に寄進者御奉名板を作成。
記念品は適宜受け渡し